教員の皆さんは普段でさえ大変ですが、いま、コロナの影響でさらに大変です。
学校にいるのは教員だけではないのは何となく知っているとは思いますが、
タイトルにもある「スクールサポートスタッフ」という方について問題が取り上げられています。
「教員を助けるスクール・サポート・スタッフ、報酬低すぎ問題」
知らない方もいると思います。
何をする人かというと
- 学習プリント等の印刷、配布準備
- 授業準備の補助
- 採点業務の補助
- 学校行事の準備及び後片付けの補助
- その他補助的業務(保護者への連絡、健康管理等に係る学級担任等の補助、換気・消毒作業)
私は私立高校で教員経験がありますが、「教務助手」「理科助手」という方がこれに近い仕事をしていました。
大学を卒業したばかりで、教員を目指している方が多かった記憶があります。
その仕事と似たような印象を受けました。
学校教員は担任業務一つ挙げても仕事が非常に多い。
それに加えて様々な雑務もこなすいわば「一人親方」のようなもの。
それを手助けする役割としてスクールサポートスタッフが新しくできました。
制度としては実は2年前の2018年からありますが、コロナの影響により、注目が上がっています。
1校に1人の配置
スクールサポートスタッフは1校に1人の配置のようですが、一律に1校1人というのは現実的ではないです。
大都市の学校は生徒数も多いのに、それを1人でするというのは過酷でしょう
私がいた私立高校の教務助手の話になりますが、3人はいましたね。
学年ごとに仕事を分けていたかどうかはわかりませんが、1学年15クラス、つまり600人(3学年で1,800人)くらい生徒がいるので、ある程度分担していたはずです。
(専任の教務の方1人を加えて4人で1,800人の事務処理をしていることになりますね。)
大規模な学校では1~2学年ごとに1人くらいの配置でもいいと思います。
時給がよくない
どの地域も時給で最低賃金よりやや高いという額なので、正直よくはないと思います。
先ほどあげた大阪市では時給は1,102円から1,269円のようです。
仕事量にもよるとは思いますが、個人的には1,300円~でもいいと思います。
まとめ
まだまだ問題点を改善する必要はありますが、今後もっと必要な存在になってくると思います。
冒頭でも触れましたが教員は仕事量がもともと多いです。
そして教育現場では仕事を分担するという意識が薄いです。
教員の皆さんの労働時間を減らし、業務の効率化を進めて、働きやすい環境になってほしいと思っています。