【2020年改定】新CCNA(200-301)の受験料は高い?他の試験と比較

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2020年2月24日に改定されたCCNAですが、受験料はいくらなのでしょうか?
よく「受験料高い!」と言われますが、何と比べているのかも押さえた上で高いかどうかを判断したいところです。

ということで、今回はCCNAの受験料を他のIT系の試験と比べてみます!

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2020年改訂のCCNA(201-300)の受験料は?

まずはCCNAの受験料を紹介します。
2020年2月28日に改訂後は33,600円+税となりました。
今は消費税が10%なので、合計で36,960円ですね。

旧試験ではいくらだったのか?
旧試験ではICND1とICND2という2種類の試験に合格する必要がありました。
2つまとめて受験する場合、税込みで39,916円でした。

旧試験と比べると2,956円安くなりました

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IPA(情報処理推進機構)と比較して高いのか?

ここからは他の試験と比較して高いのかどうかを見ていきます!
まずは、IPA(情報処理推進機構)の資格と比較します。
IPAで取得できるIT資格は次の通りです。

資格 レベル 受験料(税込)
ITパスポート試験 初級 5,700
基本情報技術者試験 準中級 5,700
応用情報技術者試験 中級 5,700
ネットワークスペシャリスト試験 上級 5,700
ITストラテジスト試験 上級 5,700
データベーススペシャリスト試験 上級 5,700
ITサービスマネージャ試験 上級 5,700
情報処理安全確保支援士試験 上級 5,700
プロジェクトマネージャ試験 上級 5,700
システムアーキテクト試験 上級 5,700

だいたい、難易度が上がると、受験料も上がるものですが、すべて5,700円というのは財布に優しいですよね!
受験料が1万円を切るのはIPAくらいだと思います!

そしてIPAで取得できるこれらの資格はいずれも国家資格です。
つまり一度取得すれば更新する必要がありません。
費用面で考えると、私が知る限り、最も安い部類に入ります!

結論:IPA資格よりは高い
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CompTIAと比較して高いのか?

CompTIAは特定のITベンダーに偏りがないニュートラルな知識を問うことをコンセプトにしています。
PCやモバイル機器等、クライアント製品について問うCompTIA A+をはじめとして、ネットワーク、サーバー、クラウド、セキュリティについてそれぞれ資格が用意されています。
個人的には、ネットワーク、サーバー、クラウド、セキュリティそれぞれの入門的な位置づけになると思っています。
取っ掛かりとして取得するにはいいけど、次なるステップ=ワンランク上の資格取得へ進まないといけない印象です。

資格 レベル 受験料
CompTIA A+ 初級 28,261
CompTIA Network+ 初級 41,173
CompTIA Server+ 準中級 41,173
CompTIA Cloud+ 中級 41,173
CompTIA Security+ 準中級 43,732

費用面で考えるとCompTIA A+はCCNAよりも安いですが、それ以外の資格はCCNAよりも高いです!
難易度を考えると受験料が見合っていない気がします…

結論:CompTIA A+よりは高く、それ以外と比べると安い
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AWS認定資格と比べて高いのか?

AWS(Amazon Web Services)はAmazon社のクラウドサービスで、その知識についてレベル別・役割(構築者・運用者)別に認定資格が用意されています。
近年、AWSを導入する企業も増えていることから、受験者の間でも関心が高まっています。

資格 レベル 役割 受験料
AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト 中級 設計者向け 16,500
AWS認定システムオペレーション(SysOps)アドミニストレータアソシエイト 中級 運用担当者向け 16,500
AWS認定ソリューションアーキテクトプロフェッショナル 上級 設計者向け 33,000
AWS認定DevOps エンジニアプロフェッショナル 上級 運用担当者・開発者向け 33,000

AWS認定資格は中級・上級向けの資格にはなりますが、その割には受験料は安い方だと思います!
実際、準中級のCCNAの方が高いです。

結論:AWS認定資格と比べると高い
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LPICと比べて高いのか?

LPIC(Linux Professional Institute Certification)(Linux技術者認定試験)はLinux技術者としての技術力を認定するIT資格です。
LinuxはLPIによるとインターネットサーバーの50%を占めると言われているOSであり、日本企業の約7割でLinuxが導入されています。
サーバーエンジニアとして進むなら取得は必須です。

資格 レベル 受験料 内訳
試験名 受験料
LPIC Level.1 初級 33,000 101 16,500
102 16,500
LPIC Level.2 準中級 33,000 201 16,500
202 16,500
LPIC Level.3 中級 99,000 300 33,000
303 33,000
304 33,000

LPIC Level.1と2を取得するには、2つの試験に合格する必要があります。
33,000円ですが、CCNAに比べると安いです。
一方、LPIC Level.3は3つの試験に合格する必要があり、1つの試験を受験するのに33,000円かかるため、合計99,000円とCCNAよりも高いです。
(ただ、このLPIC Level.3。最高位の資格としては安い方だと思います。)

結論:LPIC Level.1,2と比べると高い。LPIC Level.3よりは安い。
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Oracle Masterと比べて高いのか?

Oracle Masterは日本オラクル社が公式に運営する「Oracle Database」シリーズを扱う技術力を認定する資格です。
データベースの管理・運用のほか、SQLの習熟度を問う問題が出題されます。

資格 レベル 試験 講習
Bronze Oracle Database 初級 44,520
Silver Oracle Database 準中級 22,260
Gold Oracle Database 中級 22,260 210,000~430,000
Platinum Oracle Database 上級 231,000 467,775

初級はSQLとDBAの2つの試験を合格する必要があります。(22,260円×2)
さらに、GoldとPlatinumを認定されるためは試験だけでなく講習を受ける必要があります。
その講習費用が高い高い…
Platinumだけでも100万近い費用がかかってしまいます。
Silverは受験料だけみるとCCNAよりは安いですが、Bronzeに合格する必要があるため、トータルで考えると、CCNAよりも多く費用がかかっているといえます。
私もちょっとこの金額はなかなか手を出せないですね…

結論:Oracle Master認定資格よりは安い
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会社が負担してくれる場合もあり

所属している会社によっては、受験料を負担してくれるところもあるので、確認してみましょう。
私の会社も合格したら受験料を負担してくれる資格が多いです。
もちろん、不合格になったら、その分は自己負担になるので、不合格が続くと経済的に厳しいですが、「○○円も払ったんだぞ!落ちてたまるか!」と自分に言い聞かせて勉強に励みましょう。

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まとめ

以上、主なIT資格の受験料と比較してみましたが、

CCNAはIT資格のうち

  • IPAの各資格,CompTIA A+,AWS認定資格,LPIC Level.1,2と比べて高い。
  • それ以外(A+以外のCompTIA,LPIC Level.3,Oracle Master)と比べて安い

ということがわかりました。

受験料高いのはきついですよね。
でもCCNAはその分の見返り(キャリアアップ)が期待できる資格です!
自分の年収UPのためにも資格取得を頑張りましょう!

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