アルバイト(非常勤)塾講師の1日~これで仕事の流れはつかめます~

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「塾講師の勤務時間や時給についてはわかったけど、1日の具体的な業務の流れはどうなっているの?」

と気になる方の疑問にお答えします。

 

※アルバイトの講師を非常勤講師という名称で呼ぶこともあります。
常勤(毎日8時間勤務)ではなく、一部の授業のみ担当するという意味です。
名称は違えど、実態は同じなので、ここでは
非常勤=アルバイト
と捉えてください。

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全体の流れ

授業形式は個別指導と集団指導の2種類があります。
指導内容や授業の形式は異なりますが、1日の業務の流れや時間帯などはだいたい同じです。
そのため、例では個別指導の場合を出しますが、集団指導を希望している方でも参考になると思います。

基本的に

①出勤
②授業の準備
③授業
④掃除、後片付けなど
⑤退勤

という流れです。

では、個別指導講師の学生Aさんを例に、詳しく解説します。

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【例】個別指導講師の学生Aさんの場合

担当授業:
17:30~18:50 小学4年生の国語と算数
19:00~20:20 中学1年生の数学と中学2年生の英語
20:30~21:50 中学3年生の英語

17:00 出勤

大学の講義終了後にアルバイト先の塾へ。
授業は17:30からなので30分前の17:00に出勤。

今までいたすべての塾で30分前出勤をするように言われていましたね。
遅刻はご法度です!

17:00~17:30 授業準備

事前に講義内容は予習済み。
授業で扱うテキストや問題には目を通すのはもちろん、重要なポイントや生徒が注意すべきポイントなどを把握しておきましょう。
よりよい授業にするために、私はいつもやっています。

今日担当する生徒を確認しテキストやプリントのコピーなど授業の準備を進める。
このような準備が必要なため、何も準備せずに授業時間ギリギリに来たら、大変なことになります。まぁ、これは、塾講師に限らず、どのアルバイトも余裕をもって出勤することは必要だとは思いますが、一応書いておきます。

17:30~21:50 授業

塾講師のメインの時間であり、一番楽しい時間です。
私は全力で楽しんでいます。

前回の復習をしたり学校の授業・課題を把握しつつ、生徒の理解度に合わせて授業を、進める。
時々雑談も交えて緊張もほぐしつつ、生徒に合わせた指導を行う。
そして授業が終わるまでに担当生徒の授業の報告書を記入。

1コマ80分の授業で、10分休憩をはさんだら次の授業へ。
授業の報告書や次の生徒の授業準備が残っていたり、生徒からの質問が長引いたりした場合は休憩はほんの一息、なんてこともよくあります。

21:50~22:10 掃除、後片付け

授業終了後は夜も遅いので、生徒たちを早く帰すようにします。
遅くなりすぎると、保護者の方が心配になって塾に電話をしてきます。
以前にいた塾では
「うちの子はまだ塾にいるのか?」
とよく電話がかかってきました。
生徒との話はほどほどにして遅くならないように気をつけましょう。

全員帰り次第、講師たちと協力して教室の掃除と片づけ。
清掃業者を雇っている塾もありますが、掃除や後片付けも講師たちの仕事であることが多いです。

22:20 退勤

勤務報告書の記入や社員の先生と生徒の情報共有などが終われば勤務終了!
本日もお疲れ様でした。

このように、塾講師の1日の業務についてはやることが決まっています。
休憩時間はゆっくりできることがあまりないかもしれませんね。
生徒の質問にはきちんと対応しないといけませんが、雑務はできるだけ早く済ませるように工夫していきましょう!
時間をかけても仕方ないです!

周りの先生たちに工夫の秘訣を聞いてみてもいいかもしれませんね。
だいたい1~2人くらいは要領がいい先生がいるものです。

私もアルバイトのときに、先輩講師の行動をよく観察していました。
「このタイミングで、この作業をしているのか」と発見があります。

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授業以外の業務に給与は出るの?

塾によってはコマ給(授業時間に対してのみ支払われる給与)しか出ず、授業外で雑務に費やした時間分は出ないということもあるかもしれません。
あまりにも授業外の時間で雑務が多いと感じた場合は、一度、社員の先生や校長に相談してみるといいかもしれません。

ちなみに私がいる塾では、

  • 授業開始前の時間(10分)
  • 授業の間の休憩時間(10分)
  • 授業後の掃除の時間(20分)

は別途時給が出るようになっています。

また、急に新規の個別指導の生徒が来た場合など、準備に時間がかかりそうだと校長が判断した場合、30分とかですが、その授業準備に対しても時給が出ていました。

細かいですが、授業外の時間もきちんと時給が出ることはありがたいです。

私がいる塾が、ある程度、規模が大きい塾だったということもあるかもしれませんが、昨今は働き方改革などで労務時間について厳しく言われていますし、頑なに時給を出さないようなところは減っていくと思われます。

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まとめ

以上、塾講師アルバイトの1日の業務の流れを紹介しました。
塾講師のメインの時間は授業ですが、その授業の前後でやることもあるということは理解していただけたのではないでしょうか。
雑務については、正直やる気が起こらないという気持ちはわかります。
嫌なら嫌で結構、パパっと終わらせるように工夫していきましょう。
それよりも、生徒たちとの時間で得た、仕事の充実感達成感楽しくやれたと実感できたことを増やしましょう。

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