塾講師あるある~塾講師歴10年の私が選ぶ15選~

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同じ職業やアルバイトをしている人と、自分たちの仕事(アルバイト)の話をすると、

「あぁ、それわかる!」
「君の職場(バイト先)でもあるの!」

と盛り上がることはありますよね。

塾講師の「あるある」も数多くありますが、塾講師歴10年の私が15個に厳選しました。
経験を交えながら紹介していきます。

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夜型人間になる

塾は生徒たちがやって来る夕方~夜に授業をします。

勤務時間をみても

  • 社員は13:00~22:00
  • アルバイトは17:00~22:00

つまり、午前中は自由です。

授業が終わり、退勤したはずなのに

  • 日付が変わってからも作業をしてしまう
  • 寝る時間も夜中3~4時

なんてことはよくあります。

 

私も社員になってからは、もちろん、学生時代も、翌日の午前中に講義がなければ、よくやっていました。

塾講師の皆さん、若い間はいいかもしれませんが、健康を考えるなら、ちゃんと夜の早い時間に寝た方がいいですよ。

 

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講習期間は大忙し

春期・夏期・冬期講習がありますが、この期間はアルバイトにとって稼ぎ時ですが、ハードスケジュールです。

塾も朝から夜まで開いています。
また集団でも個別でも授業が連続コマであったり、何日も続くことが多いです。

私の夏期講習で

  • 日にちは15連勤
  • 1日で最大6コマ

6連勤を超えてから頭がぼーっとしてきた記憶があります。
そして、この6コマは中学生の英語・数学・国語を担当したのですが、

数学→国語→英語→数学→英語→国語

とごちゃ混ぜに授業をしたので、頭の中もごちゃ混ぜになった記憶があります。

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授業で使うプリント、問題作りに悩む

塾のテキストを使っていて、次のように思ったことはありませんか?

「○○の説明、わかりにくいな…」
「□□の単元を教えるなら△△の解説がほしいのに!」

このような思いが増えていき、自分でプリントを作ることになります

私は塾のテキストは問題を解く用の問題集扱いにしてしまい、単元の説明はオリジナルのプリントですべて行うということをしていた時期がありました。

よく言えば、授業の質を上げたいという意識が高いといえます。
とはいえ、基本的にサービス残業なので、やりすぎはいけません。

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塾の仕事にのめり込み、大学の単位が取れなくなる

「もっと稼ぎたいから週5,6でシフトに入ろう!」
「今日は○○と××の準備するために早めに出勤しよう!」

塾側としては嬉しいことなのですが、そんなことを続けたがために、大学の単位が取れず留年してしまう…残念ながら、こういった学生さんが何人かは出てしまいます。

私は大学生のときは数回1時間早く出勤したことしかありませんが、他の学生さんで朝から週5で1日中いた強者はいましたね。
大学の授業がないのかどうなのやら…

学生の皆さん、大学はきちんと卒業できるようにしましょう。

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一度きた生徒に、何度もあいさつしてしまう

入り口などで会うたびに、同じ生徒にあいさつしてしまったことは一度や二度ではないはず。

生徒が塾に来始める時間はだいたい同じなので、一度に多くの生徒がやってきます。
いったん教室から出て、戻ってきただけなのに、あいさつされる生徒もいたり…

生徒からしたら、

「ん?さっきもあいさつしたぞ…?」

と思うに違いありません。

顔を覚えるのが苦手な先生はやってしまうかもしれません…

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苦手科目でも教える必要がある

自分の得意科目だけを担当できれば、いいですが、実際はそうもいかないときがあります。

中学生がメインの塾では

「英語と数学は教えられるようにしてほしい」

と言われることが多いです。

文系で数学が苦手だという方は苦しいかもしれません。

私は文系ですが、中学数学や高校数学の集団授業の担当になったことがあります。

中学数学はまだなんとかできますが、高校数学はヒーヒー言いながら授業準備や授業をしていた記憶があります。

「ユークリッドの互除法」や「整数の問題」は自分が高校生のときとは履修内容が異なっていたから新しく学ぶ必要があったというのもあり、苦しんだものです。
あの頃は自分でもよく頑張っていたなと思います。

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理系は重宝される

こう言われると文系からすると悔しいですね。

英語はできて当然みたいに思われることもありますし。

でも数学と理科は質問がよく来るので、教えることができる先生は実際、重宝されます。

なお私は文系であり、担当は英語・数学・国語だったので、理科と社会を教えることができる先生は羨ましいなと思っていました。

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コピー機の取り合い

授業で使うプリントが多くなればなるほど、印刷に時間がかかりますよね。
そしてコピーや印刷をしたい先生が増えると順番に待たないといけません。
授業までにすべて印刷できなくなってしまうのを避けるため、我先にとコピー機の取り合いが始まります

空き時間を使って、90分ずっと印刷している先生もいましたね…
何をそんなに印刷する必要があるのか…

コピー機も疲れるでしょうね。
そこでコピー機が紙詰まりなどしだしたら、復旧させるために、さらに時間がかかります。

私はだいたいコピー機の紙詰まりを取り除く作業をよくしています。
慣れてきたら、よく詰まる場所がわかってきます。

皆さんコピー機の利用は計画的に…

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懐かしい作品に出会う

定期テスト対策の一環で、英語や国語の教科書の対策をします。

中学英語ではキング牧師の”I have a Dream”
中学国語では『走れメロス』

一度は読んだことがある名作にもう一度、触れる機会があります。

何年も教えていると、内容やあらすじを何も見ずに説明できてしまいます。

しかし、やりすぎると不気味に思われるのでほどほどに…

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わからない単語が出たら生徒に調べさせる

先生だって、知らない・わからないことはあります。
聞いたことのない単語の意味を聞かれて即答できずに困ったことはありませんか?

そんなとき

「自分で辞書で調べてみよう!」

と言ってしまうこともあります。自分の力になりますからね!

なんて言ってその場をしのいだ先生、多いはずですよ。

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自分で思いつかない発想、考え方にはっとさせられる

生徒たちの、みずみずしい発想力には驚くべき発見があります。
こちらが想定している何倍も斜め上をいくことを考えているものです。
皆さんも経験したことがあるでしょう。

私がアルバイトで担当した小学生が
四字熟語で「自給(  )」(自足が正解)
という問題に

「自給千円!」(字が違う!)と答えたり

中学生からは

「(英語で)なんで比較で「犬」(dog)は使えないの?」

と質問されたり
(dog-dogger-doggestとできると思っていたようです。どこで使うの…)

そうきたか…と何度も思わせられます。

逆に、いい考えを持っているな、うまい表現を使っているなと思うこともありますよ。
英語の日本語訳や国語の記述問題でよく見かけます。

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生徒を叱れない

大学生の講師によくあるかもしれません。

「普段から怒るということをあまりしないし、嫌われてもいやだし、これくらいなら注意しなくてもいいか」

なんて思って叱らないでいると、生徒たちは調子に乗ってきます。
挙句には

「あの先生は怒らないから好き」

なんて言われたりしますが、間違っていますし、不名誉ですからね。

心を鬼にして生徒と向き合いましょう

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生徒たちの話題や流行に敏感になる

彼ら・彼女らもお年頃になれば、流行が気になります。
中学生に人気のドラマ・音楽・ファッション…etc
講師の私たちの間でもその情報が自然と入ってきます。
おかげでそういった情報に詳しくなり、年をとっても「若い」と言われます

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精神論をよく使う

悩んでいる生徒・モチベーションが上がらない生徒を励ますときは精神論で語ることもあります。
理屈だけで人を動かすことは難しいですからね。
それが講師の間でも応用されることがあります

「生徒たちのことを考えたら、やるべきだ!」

なんでもかんでもこれで片づけられるとたまったものではないので、
用法・用量を間違えないように…

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生徒の成長に感動する

「あんなに勉強できなかった○○くんがテストで80点を取った!」
と別の先生から聞いたり

「苦手だった英語がわかるようになった!」
と直接生徒から言われたり、

自分が担当している生徒の成長を見ることができるのは、他の仕事ではないのではないでしょうか。1年間だけでも、この感動に出会うことができます。
何年も同じ生徒を担当していたら、より感慨深いものがあるものです。

生徒の成長が一番の報酬だなんて言われるのもわかる気がします。

私も中学1年から知っている生徒を大学受験まで計6年間担当していたことがありますが、それは一言で表せないくらいの感動がありました。

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まとめ

いかがでしたか。

私の独断ですが、より共感できそうな「塾講師あるある」を厳選し、経験を交えながら紹介しました。

つらいことも、楽しいこともたくさんある塾のお仕事ですが、それがいいのです。

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