塾講師をしていて大変だと思うこと~きっとあなたも経験します~

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仕事には大変なことや苦労することがつきものですよね。
塾講師もそうです。

塾講師の仕事をしようと考えている人やなりたての人の中には

「塾講師ならではの大変なことって何?」
「アルバイト、正社員それぞれの苦労話を聞きたい」

と気になっている方もいるでしょう。

学生には学生なりの、正社員には正社員なりの苦労があります。
かくいう私も、学生のときも、正社員のときも両方ともに苦労しています。
そんな私が、塾講師をする上で、皆が経験するだろうなと思うことをつ(1つは番外)に厳選して紹介します。

皆さんも、将来、自分が対応するかもしれないと思いながら読んでほしいです。
ちなみに、これから紹介する1,2,6はアルバイト、3~5は正社員のときの話です。

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問題のある生徒の対応に悩む

塾に来る生徒が全員、きちんと授業を受けて勉強してくれればいいのですが…

  • 講師の指示を聞かない。
    (問題を解く用にいっても、解かずにテキストを閉じたりする)
  • 講師が質問しても、何も答えてくれない
    (心を開いてくれない)

こうなると、授業どころではありません。
よく学校で問題になりそうなことが、1対1~2の個別指導でも起こるのです。

「いやいや、そんな生徒は塾に来ないでしょ?」
と思うかもしれませんが、そんなことはありません。一定数います。

私が学生時代、個別指導の講師をしていましたが、先生に反抗ばかりする小学生がいました。
どのアルバイトの先生も「手に負えない!」と投げ出すため、その生徒の担当は次々と変わっていきます。
そして私のところにも「担当してほしい」と社員の先生からお願いされ、8月の夏期講習から私の担当になりました。
あの手この手を考えて、どうにかして問題を解かせるように誘導するも、失敗ばかりする日が続きました。
私が継続して担当していましたが、その生徒は11月に退塾になりました。
たった3ヶ月ですが、この期間は本当に大変でしたね。

私と同じようにはいかなくても、

  • 宿題をしてこない
  • 勉強をしていない

生徒の指導に苦労する先生方は実に多いでしょう。

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自分の授業スキルに悩む

生徒が静かに授業を聞いていれば、それで問題なし、というわけではありません。
個別指導ならば、担当の生徒1~2人が理解できるように教えていけば問題ありませんが、集団指導ならば、そうはいかず、生徒によって理解度のばらつきがあってはいけません

成績上位の生徒に合わせた説明では、成績下位の生徒が理解できず、逆に成績下位の生徒に合わせすぎると、成績上位の生徒が退屈します。
全クラス習熟度別に細分化できればいいのですが、それが難しい教科・科目もあるため、苦労します。

私は集団指導をしてからは、毎回、授業の反省をします。

  • 自分の説明で生徒は理解できたのか?
  • 発問を変えれば、自分の想定している答が返ってきたのではないか?

と自問自答を繰り返しています。

授業をし続ける限り、永遠の課題だと思っています。

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保護者との対話に悩む

  • 成績が伸び悩んでいる
  • 志望校の合格可能性が低い
  • 上記以外の問題がある

このような問題を抱える生徒の保護者との対話では、言葉を慎重に選んで対応する必要があります。
現状の問題把握と解決策、今後の見通しまで、生徒・保護者とも納得していただかないといけません。
そして、こちらが良かれと思って話したことが、相手が納得できるとは限りません。

私は過去に、3者面談で、他の生徒と比較されるのが嫌いなのに、よくできる他の生徒の話を持ち出してしまいました。(しかも、二人の成績には差がある。)
あまりにもその生徒と共通点がなかったため、「そんなよその生徒の話をされても…」という思いが生徒・保護者ともに顔にあからさまに出ていました。
他の生徒の話を出すなら、もっと共通点の多い生徒にするべきだったと後悔しています。こちらがよかれと思っても、目の前の生徒(保護者にとっては自分の子ども)のためにならなければ意味がないのです。

保護者のニーズをとらえた対応も難しいものです。

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教室独自のイベント発案と健闘に悩む

過去にいた教室で、集客の一環として、教室独自の学習イベントを企画する必要がありました。

当時、このイベントを企画するのが、すごく苦手でした。
何か新しいことを考えることが苦手だったんですよね。(今も得意ではありませんが)
言い訳ですが、当時担当している授業で手一杯だったこともあり、どうも積極的になれませんでした。
一人でやっても厳しいと感じ、アルバイトを含む他の先生方を巻き込んでなんとか企画したものです。

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入塾者が増えないことに悩む

当たり前ですが、生徒がいないと塾というビジネスは成立しません。
教室の生徒数が減ったり、入塾者が増えないと会社の利益にも影響あるため、上層部からハッパをかけられます。
何もせずに、生徒が増えるなんて都合のいいことは起こりません。
講師たるものビジネスマンであり、数字に疎いのはよくないと思いながらも、数字ばかり追いかけるのも気が引けるので、複雑な気持ちになってしまいます。
社員の皆さんならば、数字・売上について厳しく言われることも多いのではないでしょうか。

以前いた塾では合同会議でよく生徒の入塾数についての議論がよくなされていました。
新規で開いた教室は結構厳しく言われたりしていたのを覚えています。

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(番外)授業準備に悩む?

塾講師の大変なこととして紹介されますよね。
しかし私は特段、悩んだりつらいと感じたことがありません。
確かに、テキストやプリント作り、問題の選定には時間がかかることもあります。
でも授業のためなら、この作業は楽しめるのです。

  • 既存のテキストでは不十分なところを、プリントを作ってカバーしよう。
  • この問題はよく間違えるけど、頻出だから、解かせてみよう。

なんて考えながら、作業するのは好きですね。
(変な人かもしれません)

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まとめ

以上、皆が経験しそうな大変なことを6つ紹介しました。

「うわあ、塾講師大変そう…」
と思われたかもしれません。

私が経験しただけで、人によっては苦労しない人もいるかもしれませんね。
単にこんな大変なことがあったというのを言いたかったのではなく、
重要なのは似たような事態に直面したときに、あなたならどう対応するのか?を考えておくことです。

もちろん、考えて行動したからといって、いい結果が出るわけではありません。
試行錯誤を繰り返しです。
今すぐには直面しないかもしれませんが、頭の片隅に残して、少しずつでも考えるようにしてほしいと思います。

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