『トッケビ』桃の花の枝が使われた理由は?桃の言い伝えや花言葉から考察

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トッケビ

『トッケビ』で、サニーが店の中で一人、花の枝を振り回したところ、(偶然?)死神の帽子に当たってしまい、死神が隠れていたことがバレてしまうシーンがあります。

サニー「彼は、184センチくらいよね。靴のヒールがだいたい2センチだとすると、このくらいの高さだわ」
ブンッ!(花の枝を振る)

(『トッケビ』第11話より)

その花とは、です。

さて、このとき
「なぜ桃の花が使われたの?」
と気になる方もいたのではないでしょうか。

今回は桃の花が使われた理由を、桃の花の言い伝えや花言葉から考察します!

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桃の花の言い伝えとは?

桃は次のように言われている植物です。

  • 邪気を払い、不老長寿を与える。
  • その起源は中国であり、紀元前から存在していた。

Wikipediaより)

あのピンクでかわいらしい果物に、邪気払いと不老不死の効果があるとは知らない人もいたのではないでしょうか!
でも、この言い伝え、実は日本にも伝わっているのです!
次の項目で紹介します!

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桃の花言葉は何?

桃の花言葉は

  • 天下無敵
  • チャーミング
  • 私はあなたのとりこ

Wikipediaより)

とされています。

実は韓国でも「あなたのとりこ」という花言葉が使われているようです。

なるほど、魔除けだけではなく、あなたのとりこ、ということなのですね。
死神とサニー、二人の前世から考えると、900年もの長い間、「とりこ」になっているとは考えていますね!
『トッケビ』で桃の花が使われた理由もわかり、桃が世界共通で魅力的な植物だということもわかりました!

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(おまけ)日本での桃による魔除けの言い伝え

この桃の魔除けの言い伝えは日本でも次のような形で広まっています。

①『古事記』
②桃の節句
③桃太郎
④百手祭り

①について。
『古事記』では、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が桃を投げつけることによって鬼女、予母都色許女(よもつしこめ)を退散させた。

という記述があります。

『古事記』は現存する日本最古の歴史書。
学校でも歴史の授業で習ったと思いますが、そこにも桃の話があったんですね!

②について、桃の節句は「旧暦3月3日」です。
先の見出しで紹介したの魔除けの力があるという中国の言い伝えが日本に伝わり、ひな祭りの時に、桃の花が使われるようになったそうです。

桃の花のように、女の子がきれいに育ってほしいという思いと結びついたのでしょうね。

③について、桃太郎といえば、鬼退治で有名です。

鬼も魔のものであることから、その邪気を払うために、桃を使ったということでしょうか。

④について、節分には、桃の枝で作った弓で、葦の矢を打って鬼を祓う儀式が伝わっている神社もあるようです。

おそらく「桃で作られた弓矢を射ることは悪鬼除けになる」という中国の言い伝えから来ているのでしょう。

また、魔よけのために、寺院の建物や門に桃が彫られているいるのもあります。

実際、晴明神社という京都市上京区にある「魔除け」「厄除け」の神社があります。そこには、桃の石像が置かれています。
神社名から想像できると思いますが、平安時代の陰陽師の始祖といわれる安倍晴明を祀っている神社です。

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まとめ

以上、『トッケビ』で桃の花の枝が使われた理由を、桃の花の言い伝えや花言葉から考察しました!
あくまで考察ではありますが、この考え方も一つの可能性としてあると思います!
ぜひ参考にしてください!

 

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