『トッケビ』で度々登場するトッケビ(=キム・シン)が書いたノート。
書かれてある文章を再現してみました。
最初に登場するのは第5話ですが、ウンタクにはどういう意味なのかがわかりません。
後にドクファに聞いていると「恋文」だとか。
でも、冒頭に「埋葬」と書いてあるし、「本当に恋文?」と疑問を持った視聴者の皆さんもいたことでしょう。
今回は、この謎の文章について、どういう意味かをみていきます!
ノート(埋葬で始まる文)の意味は何かを紹介
冒頭に書かれていた本文をもう一度紹介します。
漢文が苦手な人や忘れた人がほとんどでしょう。
でも、漢文の知識がなくても大丈夫です。答はドラマで出てきますから!
冒頭で説明した通り、初登場は第5話で、トッケビ(以下、シン)の部屋でウンタクがカエデの葉を挟んでいる本を見つけたのがはじまりです。
ウンタクが
「これは何の本?漢字はわからない」
といって本を持って立ち上がるところで、シンの回想シーンが始まりますが、実はそのときのシンのセリフが、そのまま説明になっています。
共に高麗を離れて来た幼い孫の孫の孫を埋葬した
私は小さな部屋の片隅に置かれた椅子で何日か過ごした
私の遺書は死を前に残す言葉ではない
神よ、私の遺書はあなたへ死を求める嘆願書である
この生が賞だと考えたこともあったが、結局私の生は罰だった
誰の死も忘れてはいない
そして私はこの生を終えようとした
しかし神は未だ聞いてはいない
(回想シーン中のシンのセリフより)
先ほどの画像と見比べてみましょう。
最初に出てくる「埋葬」はノートの冒頭の「埋葬」を、(タイトルではないようですね)
最後の「神は未だ聞いていない」はノートの最後の「神仍然不聴」のことを言っていることがわかります。
つまり、あのノートに書かれていたのはシンの遺書であり、嘆願書なのです。
この文章には900年という非常に長い年月を生き続けているシンだからこそ持っている苦悩がよくあらわされていると思います。
何人もの人が先立つ中、自分だけが取り残されていくのは、「悲しい」の一言では表せないものがあると思います。
シンは、その思いを、神への訴えとして綴ったのでしょう。
まとめ
以上、トッケビ(シン)が書いたノートには何が書かれてあるのかを紹介しました!
恋文ではなく、遺書であり、嘆願書だったのです。
予想外だった!と思った方もいるのではないでしょうか。
「こういう意味だったのか」とわかった上で観てみると面白いですよ!